与太話、四方山話、法螺話

どうでもいい話、私にしか意味のない話。

最近読んでる本<ブギーポップシリーズ>

化物語、翼キャット最終話の副音声にて、阿良々木君が「さて、アニメ化物語はこれでおしまいだし、じゃあ続けて、化け猫とめまいのスキャットを再読しようかな」 という台詞がある。これを最初に聞いたのはずいぶん前なのだけれど、ずっとこの題名がひっかかっていて、なんだか知ってるような気がしたのである。結果的にはおそらく勘違いだったのだけれど、調べてみるとその本は、ブギーポップシリーズというシリーズの一作だったということがわかり、どうやら西尾維新先生の尊敬する方でもあるというので、それじゃあちょっと読んでみようかと一作目、『ブギーポップは笑わない』から読み始めた。

 

これがすごく面白い。群像劇っぽい内容で、一冊の中で、ある物語をあらゆる視点から語られる形式になっている。しかも僕好みなのが、二作目三作目に、前のキャラが少しずつ登場していたり、一作目のシーンが二作目に別の視点で描かれていたりするところもあって、非常にうまいのだ。そういうシーンに感動を覚える僕としては最高の作品である。

 

そもそも僕は群像劇というものが大好きだ。複数のキャラクターの心情を書くということに憧れるし、読者の視点でしか正確に起きていることがわからない、ということにすごく現実味を感じるのだ。

 

まぁこんなふうに紹介してみたけれど、どんな作品も好みというものがあって、あなたに合うかはもちろんわかりません。だからまず読んでみて、自分に合うか確認してみたらどうでしょう。<ブギーポップシリーズ>、ぜひ読んでみてください。

 

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))